内容紹介
安定的な生活を支えるはずの労働と福祉のあり方が大きく揺らぐ現在。労働と福祉にかかわる新たな理論枠組みとして、デンマークモデル「フレクシキュリティ」論、労働市場改革と社会保障制度改革を連携させるレギュラシオン学派〈労働─福祉ネクサス〉論等、
ヨーロッパ
の雇用─福祉戦略をひきつつ、学際的に労働のあり方を問い直す試み。
内容(「BOOK」データベースより)
「持続可能な福祉社会」というコンセプトを軸に、環境・福祉・経済を統合した新たな社会ビジョンを提示するシリーズ第3巻。人間らしい生活を支えるはずの労働と福祉のあり方が、大きく揺らぐ現在。労働と福祉にかかわる新たな認識枠組みを求めて、
ヨーロッパ
の雇用‐福祉戦略をひきつつ、歴史的・学際的な視点から労働の公共性をとらえなおす。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
安孫子 誠男
1947年生まれ。名古屋大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。現在、千葉大学法経学部教授。専門は、比較経済制度論
水島 治郎
1967年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。現在、千葉大学大学院人文社会科学研究科教授。専門は、
ヨーロッパ
政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
序論 新たな労働のあり方を求めて[安孫子誠男・水島治郎]
第1部 枠組み
第1章 労働問題研究と公共性[兵藤?]
第2章 〈労働─福祉ネクサス〉論の問題[安孫子誠男]
第3章 フレキシキュリティとデンマーク・モデル[若森章孝]
第4章 法的概念としての「労働」[皆川宏之]
第2部 歴 史
第5章 近代奴隷制プランテーションの経営と労働──18世紀サン=ドマング島を事例に[大峰真理]
第6章 労働からみた帝国と植民地[浅田進史]
第7章 〈ポスト大転換システム〉の歴史的考察[雨宮昭彦]
第8章 カール・ポランニーにおける市場社会と民主主義[若森みどり]
第9章 日本における「労働非商品の原則」の受容[三宅明正]
第3部 現状
第10章 労働における貧困と差別──買叩きの負の連鎖を断ち切る雇用再生
を[中野麻美]
第11章 育児休業制度からみる女性労働の現状[大石亜希子]
第12章 労働と福祉,その光と影──スウェーデンの貧困をめぐって[宮寺由佳]
第13章 雇用多様化と格差是正──オランダにおけるパートタイム労働の「正規化」と女性就労[水島治郎]
事項索引
人名索引
執筆者一覧