内容(「BOOK」データベースより)
春闘体制は、労使それぞれが一年近くかけて学習してきた成果を論じ合い、賃金改定問題にとどまらず企業の人事諸制度、年金・健康保険などの社会保障制度、雇用問題や雇用政策などの労働政策など幅広い諸課題について意見を交換し、この総合的検討を踏まえて賃金決定で合意し、妥協する労使の交渉・協議システムであって、これは世界に誇れる日本人の英知として高く評価し、継続すべきシステムである。こうした春闘体制が形成され、定着してきていたからこそ、二〇〇二年春闘で経営側の横並びによる「ベアゼロ回答」があったにもかかわらず、大きな労使紛争を伴わずに労使が妥協できたといってよい。図らずも春闘方式の必要性を経営者側が再確認したのが二〇〇二年春闘なのである。そういうことからすれば春闘方式は、若干の姿や形を変えつつも、存続するものと思われる。また、存続させることが労使関係の安定と健全化のためにも望ましい。このような変化を補追しつつ、最新の状況を踏まえた春闘の将来展望を提示することが、春闘の役割の正しい理解にとって不可欠であるとの考えから、『春闘―変わるのか』に大幅な加筆補正を行ってまとめたのが本著作である。これによって春闘の地位と役割の正確な理解が、わが国の労使関係の最新のダイナミズムを理解する上での一助となろう。
内容(「MARC」データベースより)
春闘の歴史的総括、春闘の経済的社会的分析、春闘の社会的経済的意義の3章で構成。エイデル研究所
89年刊「春闘変わるのか」の全面改訂。2002年3月刊「Shunto wage offensive」日本語版。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高梨 昌
1927(昭和2)年東京生まれ。東京大学経済学部卒業。労働経済・労使関係専攻。75年信州大学人文学部長、80年経済学部長、93年定年退職
し、名誉教授。90年日本労働研究機構研究所
長を兼務。96年同機構会長。2001年同機構顧問。労働省中央職業安定審議会会長、雇用審議会会長、中央労働委員会公益委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1927(昭和2)年東京生まれ。東京大学経済学部卒業。労働経済・労使関係専攻。75年信州大学人文学部長、80年経済学部長、93年定年退職



